人間ドックで実施される検査の種類

人間ドックのなかでは様々な検査が行われますが、検査はそれぞれによって目的が異なります。ではそれぞれの検査によってどういったことが分かるのかというと、まず必ず行われることになる身体計測においては肥満状態がわかります。見るからに肥満体型であるという人の場合にはさほど重要ではありませんが、検査の中では体脂肪率やBMIの計算などが行われますから、肥満気味の人で、今後の生活を改善すればメタボリックシンドロームを回避できるというような場合には非常に重要となります。これと同様に行われるのが眼科検査、聴力検査、呼吸機能検査です。

眼科検査では眼圧の測定や眼底検査が行われ、ここでは緑内障や網膜の状態が確認されます。聴力検査では難聴状態に無いかどうかが確認され、呼吸機能検査では肺がんや肺結核、自然気胸といった病気のリスク評価ができるようになっています。特にこれらの中でも重要になるのが眼科検査と呼吸機能検査です。目の状態というのは自分の体の中でも意外とわかりづらい部分であり、検査をすれば視力の低下や緑内障のリスクが判断できるようになりますし、呼吸機能検査において肺がんが発見できたのであれば早期治療につなげていくことができます。

またこれらと同様に人間ドックで良く行われるのが循環器検査、血液一般検査、肝機能検査といったようなもので、普段の生活に問題がある人の場合は血液一般検査や肝機能検査が重要になります。毎晩の晩酌を楽しみにしている人などは肝機能検査で現実を突きつけられることもありますが、それをマイナスに受け取るのではなく、生活改善のスタートラインとポジティブに受け取ることが大切です。これらの検査はあくまでも人間ドックにおける一般的な検査に過ぎません。病院によってはこれらよりも高度な検査が行われることも多々ありますから、どうしてその検査が行われるのかということは常に確認するようにしてください。

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