お腹の脂肪が気になる人の人間ドック

若い時期に比べて、30~40代に入ると代謝も不活発になります。

今までと同じ量を食べていても太りやすくなるのは、新陳代謝が落ち、脂肪がつきやすい体になってくるからです。男性、女性ともに気になる体の場所として、お腹周りがあげられます。人間ドックで検査を受けるのならば、まずBMI(Body-Mass-Index)を一つの指標として活用しましょう。BMIは肥満度指数と呼ばれる値で、体重kg÷身長m×身長mで算出出来ます。BMIの理想値は22で、25を超えると肥満と分類されます。肥満によって罹るリスクが高くなる病気には、肥満症・糖尿病・高脂血症・高尿酸値症・痛風・心筋梗塞・狭心症・脳梗塞・脳血栓症・脂肪肝・腰椎症・皮膚炎などがあげられます。また、肥満はがんのリスクにも繋がりやすく、女性の乳がん・子宮がん、男性の前立腺がん、そのほか男女共通の大腸がん・肝臓がんなどのリスクを上げる要因になります。人間ドックで検査を受けると良い項目には、血圧・血液検査のほか、安静時心電図・腹部CTがあります。安静時心電図は心電図の波形を調べて、乱れがないかどうかを確認する検査です。これにより、心臓肥大・心筋梗塞・動脈硬化・狭心症の有無がわかります。腹部CTはX線を使った腹部の断層写真を撮影検査する方法で、体内についている脂肪が皮下脂肪か内臓脂肪かを判断することも出来ます。人間ドックでは、内臓脂肪が100平方cm以上を内臓脂肪型と決めています。

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