人間ドックはいつから受けるようにした方が良いのか
人間ドックは定期的に受診をすることが重要であるとされていますが、実際にいつ頃から受診するようにすれば良いのかということはあまり知られていません。特に健康な若い人になると「まだ自分には必要ない」というように考えてしまい、人間ドックは遠い未来のこととして考えることが多いのです。では実際に人間ドックはいつから受けるようにした方が良いのかというと、これは人によるということになってきます。例えば完全に健康体で、これまで一度も大病を患ったことが無いという人であれば50代になってから予防的に受ける程度でも十分ですし、若い時に癌を患ったことがあるのであれば、再発の有無の確認のためにも30代頃から受けた方が良いこともあります。
ただ全体の平均として見ていくと、一般的に初めて受診をするようになるのは40代です。この年齢から受診者が増える背景にはさまざまな要因がありますが、最も大きな影響を与えているのは体力の衰えを感じやすい年代であることと、経済的に裕福になってくる年代だからということです。40代にもなれば体の各部は衰えていくのが普通ですし、その中では若いころと比べて落ちた体力などを病気が原因ではないかと考えることもありますから、受診を希望する人が増えてきます。また人間ドックは基本的に自由診療、つまり保険が適用とされない自費負担であるために経済的な負担が大きく、給与水準が上がってある程度自由になるお金が増える40代になると受診者が増えるのです。
もし体調不良を感じやすいのであれば早い段階で一度受けておくべきですが、そうではないのであれば40代ごろから受診を考えていくのがベストとなるでしょう。
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